皆さんこんにちは!
本田建設株式会社の更新担当の中西です。
街を歩いていると、マンション、ビル、学校、病院、商業施設など、さまざまな鉄筋コンクリート造の建物を目にします✨
私たちは普段、完成した建物を見ることはあっても、その建物がどのような工程でつくられているかまで意識する機会は少ないかもしれません。
鉄筋コンクリート造の建物をつくるうえで、欠かすことのできない仕事の一つが型枠工事です。
型枠工事とは、コンクリートを流し込むための「型」をつくる工事です。
柱。
梁。
壁。
床。
基礎。
階段。
など、コンクリートでつくられる部分には、完成形に合わせた型枠が必要になります。
コンクリートは打設した直後は柔らかく、そのままでは形を保つことができません。
そこで木材や合板、金物などを使って型を組み立て、その中へコンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まったあと型枠を取り外すことで、建物の柱や壁などが完成します
つまり型枠工事は、コンクリート建築の「形を決める仕事」です。
今回は、住宅やマンションなどの建築需要という視点から、型枠工事業がなぜ必要とされているのか詳しくご紹介します。
型枠工事は、主に鉄筋コンクリート造の建築物で必要になります。
代表的なのが、
マンション。
オフィスビル。
学校。
病院。
福祉施設。
商業施設。
ホテル。
などです。
鉄筋コンクリート造では、鉄筋を組み、その周囲へコンクリートを打設して構造体をつくります。
しかし、コンクリートをただ流すだけでは柱や壁の形にはなりません。
正確な寸法で型枠をつくり、コンクリートを支える必要があります。
つまり建物のコンクリート部分が増えるほど、型枠工事への需要も発生します♂️
建築物が存在する限り、
「コンクリートをどの形に固めるのか」
という問題は必ず発生します。
その役割を担う型枠大工は、建設現場に欠かせない専門職なのです。
型枠工事というと大きなマンションやビルをイメージしやすいですが、戸建住宅でも活躍しています。
例えば住宅の基礎です
住宅を建てる際には、建物を支えるコンクリート基礎をつくります。
地面を掘削し、鉄筋を組み、型枠を設置してコンクリートを打設します。
基礎の高さ。
幅。
形状。
などを図面通りに施工する必要があります。
もし基礎の寸法が正確でなければ、その上に建つ住宅にも影響する可能性があります。
完成すると型枠そのものはなくなりますが、型枠によってつくられたコンクリート構造物は何十年も残ります。
つまり型枠工事は、建物の完成後には見えない仕事でありながら、建物の品質を根本から支えているのです✨
型枠工事では、単純に板を並べるだけではありません。
施工図や設計図を確認し、
柱の位置。
壁の厚さ。
梁の高さ。
床の高さ。
開口部。
などを正確に把握します
例えば壁の位置が数センチずれれば、後の内装工事や設備工事に影響する可能性があります。
ドアを取り付ける予定の場所。
配管を通す場所。
窓を設置する場所。
他の工事業者も、型枠によって完成した構造体を基準に工事を進めます。
そのため型枠工事には高い精度が求められます。
「だいたいこの辺」
では通用しません。
ミリ単位で寸法を確認しながら施工することもあり、型枠大工は建築図面を立体的に理解する能力が必要な仕事です。
型枠には多くの場合、
合板。
桟木。
角材。
金物。
などが使われます。
図面をもとに材料を切断・加工し、現場で組み立てます
建物には直線だけでなく、
段差。
階段。
斜めの部分。
曲面。
複雑な形。
などが存在します。
そのため現場ごとに必要な型枠の形も変わります。
「同じ建物を毎回つくる」
仕事ではありません。
現場条件に合わせ、
どう材料を加工するか。
どう固定するか。
どの順番で組むか。
を考える必要があります。
ここに型枠大工の技術と経験が表れます。
型枠は、形が合っていれば良いわけではありません。
コンクリートを流し込むと、型枠には大きな圧力がかかります。
特に高さのある壁や柱などでは、下部に大きな力がかかります。
固定が不十分であれば、
型枠が膨らむ。
ずれる。
最悪の場合、破損する。
といった危険があります⚠️
そのため、
セパレーター。
フォームタイ。
単管。
サポート。
などを適切に使用し、型枠をしっかり固定します。
コンクリート打設中には、型枠に異常がないか確認することも重要です。
型枠工事は「木を加工する仕事」であると同時に、コンクリートの性質や力まで理解して施工する仕事なのです。
鉄筋コンクリート造のマンションでは、各階に柱、梁、壁、床があります。
つまり階数が増えるほど型枠工事の量も大きくなります️
1階の型枠を組む。
鉄筋や設備との確認を行う。
コンクリートを打設する。
型枠を解体する。
次の階へ進む。
この作業を繰り返しながら建物を上へ伸ばしていきます。
大規模マンションでは複数の型枠職人がチームで作業します。
材料を運ぶ人。
加工する人。
建て込みを行う人。
寸法を確認する人。
役割を分担しながら効率よく施工します♂️♀️
住宅需要や都市部での集合住宅建設がある限り、型枠工事は必要とされます。
建物が高くなるほど、型枠施工の難易度も高くなります。
高所作業。
資材の揚重。
風。
限られた作業スペース。
など、地上とは違った条件が発生します️
型枠材料をクレーンなどで上階へ運び、指定された場所に配置します。
作業員同士の連携や安全確認も重要です。
高層建築では一つの作業遅れが全体工程へ影響することもあります。
型枠工事だけでなく、
鉄筋工事。
設備工事。
コンクリート工事。
など、多くの職種と連携しながら作業する必要があります。
そのため型枠会社には、職人の技術だけでなく工程管理や現場調整能力も求められます。
型枠工事が必要なのは住宅だけではありません。
ホテル。
ショッピングモール。
大型店舗。
物流施設。
などでもコンクリート工事があります
ホテルなら、
客室。
廊下。
階段。
エレベーター周辺。
共用部。
などに鉄筋コンクリート構造が使われることがあります。
施設の新築や増築が行われるたびに、構造体をつくる型枠工事も必要です。
つまり型枠業の市場は、
住宅需要。
商業施設需要。
公共施設需要。
工場需要。
など、さまざまな建設分野とつながっています。
建設現場では、型枠工事の後に多くの職種が作業します。
左官。
防水。
内装。
設備。
サッシ。
塗装。
などです。
コンクリート壁の位置や床の高さが正確であれば、その後の工事も進めやすくなります。
反対に構造体の精度が悪いと、
床を水平にするため追加作業が必要。
壁の調整が必要。
建具が納まりにくい。
といった問題につながります
だからこそ型枠工事の施工精度は、建物全体の品質へ大きく影響します。
型枠大工は完成時には見えなくなる仕事ですが、後工程を支える非常に重要な職人です。
型枠工事の中でも、高い技術が求められる部分の一つが階段です
階段は、
段の高さ。
踏面。
傾斜。
踊り場。
など、多くの寸法を正確に合わせる必要があります。
一段ずつ寸法が違えば、歩きにくい階段になってしまいます。
また階段は斜めの構造になるため、平らな壁や床より加工・組立が複雑です。
図面から寸法を読み取り、実際の形に組み上げる。
こうした施工には型枠大工の経験が必要です。
「完成すると当たり前に歩ける階段」
の裏側にも、多くの技術が使われているのです✨
建設現場では大量の型枠材料を使用します。
しかし一度使ったらすべて廃棄するわけではなく、状態によっては転用できるものもあります♻️
次の階。
別の場所。
次の現場。
などで再利用することで、材料を効率的に活用します。
そのため加工時にも、
どこで再利用できるか。
無駄な切断を減らせないか。
などを考えることがあります。
材料費が上昇すれば、こうした効率的な材料管理の重要性も高まります。
型枠会社には、職人技術だけでなく材料管理能力も求められています。
建設工事では、完成予定日が決まっています。
型枠工事が遅れれば、
コンクリート打設が遅れる。
次階の施工が遅れる。
内装工事も遅れる。
最終的に建物完成が遅れる。
という影響が出る可能性があります⏰
そのため元請会社から見れば、
「品質が良く、予定通り施工できる型枠会社」
は非常に重要な存在です。
人員配置。
材料手配。
加工計画。
現場作業。
これらを適切に管理し、工程通りに施工できる会社への需要は高くなります。
型枠工事では、高所作業や重い資材の運搬などがあります。
またコンクリート打設時には型枠に大きな力がかかります。
そのため安全管理は最優先です
作業床。
足場。
資材整理。
吊り作業。
工具。
などを確認しながら施工します。
「事故を起こさない」
ことは、職人本人だけでなく現場全体を守ることにつながります。
安全意識の高い型枠会社は、元請会社から継続的に仕事を任せてもらううえでも重要な強みになります。
型枠工事業は、鉄筋コンクリート造の建物をつくるうえで欠かすことのできない仕事です。
住宅基礎。
マンション。
ホテル。
病院。
学校。
商業施設。
さまざまな建築物で型枠技術が使われています。
型枠は完成後には取り外されるため、建物を利用する人から直接見えることはありません。
しかし、その型枠によって、
柱の形。
壁の位置。
梁の高さ。
床の水平。
階段の寸法。
などが決まります。
つまり型枠大工は、コンクリート建築の骨格に「正しい形」を与える仕事をしているのです✨
建物が建てられ続ける限り、コンクリート工事は必要です。
そしてコンクリートで建築物をつくる限り、正確な型をつくる型枠工事の需要も続いていきます。
住宅やマンション、施設建設を足元から支える専門技術として、型枠工事業はこれからも建設業界に欠かせない存在であり続けるでしょう。