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日別アーカイブ: 2025年11月14日

本田建設のよもやま話~“型”をつくる職人たち️~

皆さんこんにちは!
本田建設株式会社の更新担当の中西です。

 

~“型”をつくる職人たち️~

 

普段、街を歩いていてタワーマンションやビル、駐車場、学校、病院…いろんな建物を目にすると思いますが、
その多くがコンクリートでできていますよね。

でも、
「そのコンクリートって、どうやって“あの形”になっているんだろう?」
と考えたことはありますか?

実はその裏側で活躍しているのが、
**「型枠工事(かたわくこうじ)」**という仕事なんです

今回は、そんな型枠工事の役割や流れ、
そして私たちが大事にしている“目に見えないこだわり”について、
できるだけわかりやすくお話ししてみます✨


1. 型枠工事ってそもそも何?

一言でいうと、型枠工事とは

「コンクリートを流し込む“型”をつくる仕事」

です。

コンクリートは、
・流し込む前は“ドロドロ”の液体
・固まると“ガチガチ”の固体
という、ちょっと不思議な性質を持っています。

この“ドロドロの状態”のときに、

  • 梁(はり)

  • スラブ(床)

など、設計図どおりの形・厚み・高さに固まるように
「木材や合板、金物で“箱”を組み立てる」
それが型枠工事なんです️

型枠がしっかりしていなければ、
・コンクリートが漏れる
・膨らんだり、ゆがんだりする
・仕上がり寸法が狂う
などの不具合が出てしまいます

つまり、
建物の“骨”となるコンクリートの形と精度を決める、とても重要な工事なんです✨


2. 型枠工事の大まかな流れ

型枠工事は、ざっくり言うとこんな流れで進みます

  1. 図面の読み取り・打ち合わせ

  2. 型枠材の加工(プレカット・墨付け)

  3. 現場での組立て・建込み

  4. コンクリート打設(別業種と連携)

  5. 脱型(型枠ばらし)・片付け・次工程へ

それぞれ、もう少し詳しく見てみましょう


3. 図面から“現場の形”をイメージする時間

まずは設計図や躯体図(くたいず)を見ながら、

  • 柱の位置と本数

  • 壁の厚みや高さ

  • 梁や床の形

  • 開口部(窓・扉など)の位置

などを確認していきます。

ここで重要なのが、
「ただ図面をなぞるのではなく、建物の立体を頭の中で組み立てていく力」

  • どの順番で組んでいけば安全で効率が良いか

  • クレーンや揚重との絡み

  • 他業種(鉄筋・設備・電気など)との取り合い

も想像しながら、
必要な型枠材や金物の数量を割り出していきます

「現場に材料を持っていって、足りませんでした…」はもちろんNG‍♂️
逆に余らせすぎてもコストがかかります。

この“段取りの精度”が、
工期や品質を左右するといっても過言ではありません✨


4. 型枠材の加工:ミリ単位の仕事✂️

図面をもとに、
工場や現場の作業スペースで、
型枠に使うコンパネ(合板)や桟木(さんぎ)をカットしていきます。

  • 「この壁は厚さ〇cm、高さ○m」

  • 「この柱は一辺が○cm」

という数字をもとに、
1mm、2mmレベルで寸法を合わせていきます

ここでズレると──

  • 現場で無理な調整が必要になる

  • コンクリートの出来上がり寸法が狂う

など、後々まで影響が出てしまいます

型枠大工たちは、
木を扱う“木造大工”としての技術も求められます。

  • 墨付け(どこをどう切るかの線を描く作業)

  • カット

  • 組み立て

一つひとつに、経験がにじんでいます✨


5. 現場での建込み:安全と精度の両立が勝負どころ

加工した型枠を現場に運び、
いよいよ“建て込み”を行います。

  • 柱型枠を立てる

  • 壁型枠を組み立てる

  • 梁・床用の型枠を支保工と一緒に組む

などなど、現場は一気に“立体的な世界”に変わります️

ここで大切なのが

  • 垂直・水平が出ているか(レベル・下げ振りなどでチェック)

  • しっかりと締め付けされているか(セパレーター・フォームタイ・単管など)

  • コンクリートを流し込んだときに“びくともしない”強さがあるか

安全性と精度を両立させることが、型枠職人の腕の見せどころです

また、現場では

  • 鉄筋工

  • 足場屋

  • 鳶職

  • コンクリートポンプ車オペレーター

など、さまざまな職人さんたちと連携しながら仕事を進めます。

「型枠工事」は、
**現場全体の流れを読みながら組み上げていく“現場の要”**とも言える存在なんです✨


6. コンクリート打設の日は、現場全員の“本気モード”

型枠が組み上がり、鉄筋が組まれ、検査も終わると、
いよいよ コンクリート打設の日 がやってきます。

  • ミキサー車からコンクリートが運ばれてくる

  • ポンプ車で型枠の中へ送り込む

  • バイブレーターで中の空気を抜き、隅々までいきわたらせる

このとき、
型枠がしっかり組めていなければ、

  • 型枠がふくらむ

  • 隙間からコンクリートが漏れる(ジャンカ・蜂巣の原因)

  • ひどいときは型枠が“破壊”されてしまう

などの重大なトラブルにつながります

だからこそ、

「打設の日に何事もなく終える」
ことは、型枠大工にとって最高の“ご褒美”でもあるんです✨


7. 脱型(型枠ばらし)で、はじめて“コンクリートの顔”とご対面

コンクリートが十分に固まり、
強度が出たタイミングで、型枠を外していきます。

  • サラッとした面に仕上がっているか

  • 寸法・高さは図面どおりか

  • 欠け・巣穴・段差はないか

ここで初めて、
自分たちが組んだ型枠の出来栄えが“コンクリートの表情”となって現れます。

「おお、きれいに出たな!」

そんな瞬間は、何度味わっても嬉しいものです

一方で、
少しでも気になるところがあれば、
・補修
・手直し
を行いながら、次の工程へバトンを渡していきます‍♂️


8. 型枠工事の“やりがい”と“難しさ”

◆ やりがい

  • 自分たちが組んだ型が、街に残る建物の“骨”になる

  • 大きな現場で、チームで一体となって形をつくり上げていく達成感

  • 何もなかったところに、次々と柱・壁・梁が立ち上がっていくワクワク感

「形のなかったものに、形を与える仕事」 だからこそ、
完成した建物を見るたびに誇らしい気持ちになります

◆ 難しさ

  • 図面の読み取りと、現場の実際の“ズレ”をうまく調整すること

  • 安全とスピードと精度、すべてを両立させること

  • 天候(雨・風・暑さ・寒さ)に左右されやすいこと

とくに最近は、
・効率化
・省人化
・安全基準の強化
など、求められるレベルもどんどん上がっています。

しかしその分、

「経験や技術を持つ型枠職人の価値」
もますます高まっていると感じます


9. まとめ:型枠工事は、建物の“見えないデザイン”を担う仕事️

  • 型枠工事は、コンクリートの形・精度・仕上がりを左右する重要な工程

  • 図面・加工・建込み・打設・脱型…一つひとつに職人の知恵と技術が詰まっている

  • 完成後は隠れてしまうからこそ、“見えないところほど丁寧に”が合言葉

もし、これから新築や改修工事を考えている方がいらっしゃったら、
建物の外観や内装だけでなく、
**「その骨組みを支えている型枠工事の存在」**も
ちょっとだけ思い出していただけたら嬉しいです

私たちは今日も、
街のどこかでコンクリート建築の“型”をつくりながら、
安心・安全な建物づくりを支えています️✨

 


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