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本田建設のよもやま話~技術を受け継ぎ~

皆さんこんにちは!
本田建設株式会社の更新担当の中西です。

~技術を受け継ぎ~

 

建設業を取り巻く環境は、大きく変化しています。

人手不足。

職人の高齢化。

働き方の見直し。

建設資材価格の変化。

安全性への要求。

施工品質への要求。

こうした変化は、型枠工事業にも大きな影響を与えています。

型枠工事は、現在でも職人の経験と技術が非常に重要な仕事です。

図面を読み。

材料を加工し。

建て込み。

寸法を確認し。

解体する。

一つひとつの工程に人の技術が必要です

しかし、ベテラン職人が減少する一方で、マンションや公共施設、インフラなどの建設・更新需要は続いています。

つまりこれからの型枠業界では、

「少ない人数でも品質を維持する」

「若い職人を育てる」

「新しい工法や機械を活用する」

といった取り組みがますます重要になります。

今回は、人材・省力化・技術革新という視点から、これからの型枠工事業に求められる需要について詳しくご紹介します。

型枠大工という専門技術者への需要

型枠大工は、簡単に代替できる仕事ではありません。

設計図を見て、

「この壁はこの位置」

「この梁はこの高さ」

と理解します。

さらに図面を現場の立体的な形に変えていきます

材料の切り方。

組み方。

補強方法。

解体方法。

などを考えながら施工します。

現場によって建物の形は違います。

毎回すべて同じ手順ではありません。

そのため経験を積んだ型枠大工には、

図面には書かれていない現場判断

が求められることがあります。

熟練職人の技術は、型枠会社にとって大きな財産です。

ベテラン職人の高齢化という課題

長年現場を支えてきた型枠職人が年齢を重ねる中で、

「若い人に技術をどう引き継ぐか」

が課題になっています。

型枠工事には、

材料加工。

墨出し。

建て込み。

締め付け。

解体。

など、多くの工程があります。

すべてを一度に覚えることはできません。

若手職人は現場で先輩から教わりながら、一つずつ技術を習得していきます‍

そのため会社として、

新人教育。

資格取得支援。

安全教育。

技術研修。

などを行うことが重要です。

人材を採用するだけでなく、数年かけて「型枠大工として育てる」仕組みが必要なのです。

加工場による効率化

型枠材料は現場で加工することもありますが、会社の加工場であらかじめ加工する方法もあります

図面を確認し、

必要なサイズに合板を切る。

桟木を取り付ける。

パネル化する。

その後、現場へ搬入します。

加工場で作業すれば、

広い場所で作業できる。

機械を使いやすい。

材料整理がしやすい。

などのメリットがあります。

現場では組み立て作業へ集中できます。

人手不足の中で生産性を高めるため、加工工程を効率化することへの需要も高まります。

システム型枠による省力化

現場によっては、規格化された型枠システムを活用することがあります

従来のようにすべて現場で木材加工するのではなく、繰り返し使えるパネルなどを組み合わせます。

同じ形状を何度も施工する現場では、

施工スピード。

品質の安定。

材料管理。

などの面でメリットが出る場合があります。

例えば同じ間取りが何階も続くマンションでは、型枠を転用しながら施工します。

すべてを職人の手加工だけに頼るのではなく、現場に合った工法を選ぶことが重要です。

️大型パネル化による施工効率向上

大型建築では、あらかじめ型枠を大きなパネル状に組み立て、クレーンで移動させる方法があります️

一枚ずつ材料を運ぶよりも、まとまった状態で施工できます。

しかしパネルが大きくなるほど、

吊り方。

固定方法。

風の影響。

作業員配置。

などに注意が必要です。

省力化工法を使えば必ず安全になるわけではありません。

新しい工法に合わせた施工手順や安全教育が必要です。

そのため型枠会社には、

「新しい技術を導入する力」

「安全に使いこなす力」

の両方が求められます。

デジタル図面活用で変わる現場

以前の建設現場では、紙図面を広げながら寸法を確認することが一般的でした。

現在ではタブレットなどで図面を確認する現場もあります

最新版の図面を確認しやすい。

拡大できる。

写真と一緒に記録できる。

などのメリットがあります。

図面変更があったときにも、

「古い図面を見て施工してしまった」

というミスを防ぐため、データ管理が重要です。

若い職人にとっては、デジタルツールの方が使いやすい場合もあります。

職人技とデジタルを組み合わせることで、施工精度をさらに高めることができます。

3Dデータ・BIMとの連携

建築業界では、建物を3次元データで管理するBIMなどの考え方も広がっています。

平面図だけでは分かりにくい複雑な部分を、立体的に確認できる場合があります

型枠工事では、

梁の交差。

段差。

設備開口。

複雑な形状。

など、立体的に理解したい部分があります。

3Dデータを活用できれば、

「完成するとどうなるか」

を事前に把握しやすくなります。

もちろん最終的に施工するのは職人ですが、デジタル技術は職人の判断を助ける道具になります。

機械化できる部分と職人にしかできない部分

建設業では機械化が進んでいます。

しかし型枠工事では、すべてを機械だけで行うことは簡単ではありません。

現場ごとに建物の形が違う。

既存構造との取り合いが違う。

少しの寸法調整が必要。

こうした部分は人の判断が必要です

一方で、

材料切断。

運搬。

図面管理。

測量。

など、一部の工程では機械やデジタル技術を活用できます。

つまりこれからの型枠工事では、

「機械か人か」

という二者択一ではなく、

機械で効率化し、職人は高度な判断へ集中する

という考え方が重要です。

高品質施工への要求が高まる

建物の品質に対する要求は高くなっています。

型枠工事でも、

柱が垂直か。

壁がまっすぐか。

床高さが正しいか。

コンクリート表面がきれいか。

など、さまざまな品質が確認されます

特にコンクリート打放し仕上げでは、型枠の状態が完成面へそのまま表れます。

継ぎ目。

セパレーター位置。

パネル精度。

などまで意識する必要があります。

型枠大工の技術が、最終的な意匠デザインとして見える工事です。

高品質な施工ができる職人には、より専門的な需要があります。

✨打放しコンクリートというデザイン需要

建築ではコンクリートの表面を壁紙などで隠さず、そのまま見せる「打放し仕上げ」が採用されることがあります✨

住宅。

店舗。

美術館。

オフィス。

などで使われます。

この場合、型枠の施工精度がそのまま意匠になります。

パネルの配置。

継ぎ目。

コンクリート表面。

が見えるため、非常に丁寧な型枠施工が必要です。

通常なら後から仕上げ材で隠れる小さな部分まで、完成品質に影響します。

意匠性の高い建物では、「きれいなコンクリートをつくれる型枠会社」への需要があります。

安全性を高める省力化

省力化は人件費を減らすためだけの取り組みではありません。

作業員の身体的負担を減らすという目的もあります

型枠材料は重いものがあります。

何度も運搬すれば腰や肩へ負担がかかります。

そこで、

クレーン。

揚重設備。

運搬機器。

などを活用し、人力作業を減らします。

無理な姿勢を減らすことができれば、

事故防止。

長く働ける職場づくり。

にもつながります。

若い人に型枠業界へ入ってもらうためにも、

「昔ながらのきつい仕事」

から、

「設備を使って安全に働ける仕事」

へ変えていくことが重要です。

☀️暑さ対策も人材確保の重要課題

建設現場では夏の暑さが大きな問題です☀️

型枠工事も屋外や空調のない建物内で作業することがあります。

そのため、

休憩。

水分補給。

空調服。

日陰。

作業時間調整。

など、熱中症対策が重要です。

働く環境を改善することは、職人の安全だけでなく採用にも関係します。

「安全を大切にする会社」

という評価は、働く人にとって大きな安心材料です。

‍‍若い世代が働きたくなる会社づくり

これから型枠業界が需要に対応し続けるためには、若い職人が必要です。

そのため会社には、

給与体系。

休日。

資格支援。

キャリアアップ。

教育。

などを分かりやすくすることが求められます‍♂️

新人。

職人。

職長。

施工管理。

と、将来どのように成長できるのか。

キャリアが見えれば、若い人も長期的に働きやすくなります。

技術職だからこそ、

「身につけた技術が自分の財産になる」

という魅力もあります。

資格取得によって高まる技術者価値

型枠工事に関連する技能資格などを取得することで、技術を客観的に示すことができます

会社が受験費用や研修を支援すれば、職人の成長につながります。

資格を持つ職人が増えれば、

会社の技術力アピール。

元請からの信頼。

若手の目標。

にもなります。

「経験だけで覚える」

という職人文化に加え、教育制度を整えることで技術継承を進めやすくなります。

協力会社とのネットワークも需要対応力になる

大規模な建設現場では、一社だけで全職人を確保することが難しい場合があります。

そこで型枠会社同士や協力会社とのネットワークが重要になります

大型案件で人員を増やす。

短期間だけ応援を依頼する。

特殊技術を持つ職人と連携する。

こうした体制を持つ会社は、幅広い案件へ対応できます。

人手不足の時代には、

「自社だけで全部やる」

だけでなく、

信頼できる仲間と協力する力

も会社の競争力になります。

施工実績を発信することで採用と受注につながる

型枠工事は完成後には見えなくなることが多い仕事です。

だからこそ、工事中の写真を残すことが重要です

大型マンション。

橋梁。

学校。

病院。

複雑な階段型枠。

などをホームページで紹介すれば、施工能力を伝えることができます。

また採用面でも、

「こんな大きな建物を自分たちがつくっている」

ことを若い人に見せられます。

完成した建物だけではなく、

型枠を組んでいる途中。

コンクリート打設。

解体。

などを発信することで、仕事の魅力を伝えることができます。

まとめ

これからの型枠工事業では、施工需要だけでなく「どう施工するか」が大きく変化していきます。

熟練職人の技術継承。
加工場による効率化。
システム型枠。
️大型パネル施工。
デジタル図面。
3Dデータ。
安全性向上。
若手育成・資格支援。

こうした取り組みが重要になります。

型枠工事は、今後も人の技術が必要な仕事です。

しかし、

すべて人力で行う。

昔のやり方だけを続ける。

のではなく、機械・デジタル・新工法を取り入れながら進化することが求められます。

そして最後に必要になるのは、

図面を理解し。

現場を見て判断し。

正確に組み立てる。

職人の技術です✨

建物やインフラの建設・更新需要が続く一方で、職人不足が進むからこそ、高い技術を持つ型枠大工一人ひとりの価値はさらに大きくなっていくと考えられます。

型枠工事業は、コンクリートの形をつくるだけの仕事ではありません。

人から人へ受け継がれてきた技術と、新しい施工技術を組み合わせながら、日本の建築・土木を支え続ける専門職です‍♂️️

これからも安全性・品質・生産性を高めながら進化していける型枠工事会社への需要は、建設業界のさまざまな現場で続いていくでしょう。